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ふと、思ったのです。

 

 

「その一言」ほど軽々しいものはなくて、「その一言」ほど重いものはないんじゃないだろうか。と。

 

 

特別、深い意味なんてこれっぽっちもなくて、ただふと思ったことを「ぽい」と口にした。

 

 

でも、深い意味なんてこれっぽっちもない「その一言」が、あの人を傷つけてしまう刃物になることがある。

 

 

逆に。

 

 

特別、深い深い意味があって、だから、すごく緊張したけれど頑張って口にした。

 

 

「その一言」があの人の勇気になって、支える温かい手になったのかもしれない。

 

 

「その一言」。

 

 

時には「その一言」が簡単にあのひとを傷つけてしまいます。

 

 

時には「その一言」があのひとの笑顔になります。

 

 

うーん。

 

 

「言葉」って本当に難しい。

 

 

生きる上で、一生の課題ですよね。きっと。

 

 

「その一言」があのひとを傷つけてしまう時があります。

 

 

「その一言」であのひとが救われるのかもしれません。

 

 

考えたらきりがないけれど、あこは、思います。

 

 

大切なのは「その一言」の後に添える「一言」じゃないのかなあ、と。

 

 

「その一言」であのひとの笑顔を曇らせてしまったら、そのあとに一生懸命の精一杯の「ごめんね」を添える。

 

 

それだけで「その一言」も救われる。

 

 

この世界には重い物なんて探さなくたって、そこらじゅうにあります。

 

 

この世界には片手で軽々と持ち上げて運べる物がたくさんある。

 

 

でも「その一言」ほど探さなくてはならないし、「その一言」は片手で持ち運べる物でもない。

 

 

不思議ね。

 

 

言葉って、簡単にあのひとを傷つけてしまう。

 

 

不思議ね。

 

 

言葉って目に見えないし、触れることもできやしないのに。

 

「その一言」であなたの大切なひとは、今日も救われたはずです。

 

これからも「その一言」に支えられて、生きていくのでしょうね

 

 

あこは、ずうっと前に頂いたあのひとからの「その一言」に、今日も明日も。

 

明後日も、ずうっと。

 

 

支えられて、生きて行く。

 

 

時には切なくて苦しくて、やるせなくて、落ち込んでしまう時がある、あの日の「その一言」かもしれないけれど。

 

 

忘れない。

 

 

だけど、あの日の「その一言」たちは、必ず、未来で優しい光を放っていると思うから。

 

 

負けません。

 

 

 

本当に大切なひと、本当に大切な想い出、本当に大切な「その一言」。

 

本当に大切な……数えきれないそれぞれ。

 

今、ひょんなきっかけで、ちょっとしたことで、手放さなければいけなくなっても、大丈夫。

 

 

本当に大切なものは、失ってしまっても、戻ってきます。

 

あれ、と気づいた時には、またあなたの隣に戻ってきている。

 

 

そんな気がした、青空の今日でした。

 

 

あこ